体調不良の原因と解消法

HOME >>  体調不良 > 子どもの「体調不良」について

子どもの「体調不良」について

子どもは大人に比べて言語的な発達に限りがあります。大人の中にも自分の心や体の状態を適切に言語化することが難しい方もいますが、子どもの場合は特にそのような傾向が顕著にあります。
そのため子ども自身の訴えによる「体調不良」というのは大人のそれに比べてもやや主観的なものだと言わざるを得ません。もちろん、熱があったり便に異常があったり、ひどくせき込むなどの客観的症状がある場合には学校や毎日の日課を休ませたり、通院させたり、消化の良いご飯を用意する必要はあるでしょう。
しかし子どもの体調不良の訴えの多くは、本人にしか自覚できない頭痛や腹痛だったり、だるさだったりすることで、それが甘えによるものなのかそれとも実際の何らかの症状の表れなのか選別が非常に難しくなります。

心身症という概念があるように、人間の心と体はそもそも密接なつながりを持っています。
これは身体的症状の背景に心理社会的要因が存在していることを指す概念ですが、頭痛・腹痛やだるさといった不定愁訴はその表れだと考えられています。子どもは大人より心身症的に反応しやすい傾向があります。
これは冒頭に述べたように自分の状態を言語的に表現する能力に限りがあるために加え、経験自体が乏しいことによって症状がストレスなど気持ちによるものなのかあるいは本当に身体的なものなのか本人自身が判断できないことによります。

さてこのような子どもの「体調不良」にどのように対応すればよいのかですが、決して甘えと取らず、訴えを信じることが何よりも大切なことだと子どもの心理学や精神医学領域では言われています。そして信じたうえで、子どもがどれほど頑張れそうか一緒に検討することが大切です。
時には甘やかすことが必要かもしれませんし、押し出す必要があるかもしれません。しかしその時の関わり自体が、子どもの立場からすれば自分を理解してもらえたという良い経験に繋がるといえるでしょう。